泉 大輔 先生(泉胃腸科外科医院)
泉胃腸科外科医院の内視鏡AI
すべては患者さまのために ― かかりつけ医として地域に根ざした診療を ―
1. 当院の考え方
泉胃腸科外科医院では、早期胃がんを検出するAIのほか、胸部レントゲンで異常所見を検出するAIなどを導入しています。AIは医師の診断に置き換わるものではなく、見落としを減らす補助役(CADe:病変検出支援)です。
各分野でAIを活用することで、専門の医師によるダブルチェックを行えると考えています。
2.内視鏡AIを早期導入した理由
父と2人でやっているクリニックですが、診療は医師1人で行なっているので、どれだけ研鑽をつんでも見逃しのリスクが常にゼロになることはないと思っています。これをどう補完できるかを考えていました。そこでAI導入を検討したわけですが、複数社あるなかで「内視鏡の画面を邪魔しない点」、自分は診断に集中している中で、「音や色でアラートしてくれる点」が良いと感じ選択しました。
3. 導入してのご経験
2つの良い点を感じています。1つめは、専門医が2人いてダブルチェックしているという点です。2つめは、専門医とは違う視野で内視鏡画面をみてくれているという点です。人は集中するとどうしても視野の真ん中にフォーカスしてしまいますが、フォーカスしていないところをAIが指摘することもあり、注意深く観察できているという安心感があります。
4. 院長メッセージ
日々、診療の質向上と患者さまの負担軽減を目指し、AIなど必要な機器や新しい機器を導入・活用しております。今後もかかりつけ医として地域に根ざした診療を心がけてまいります。
【施設情報】
泉胃腸科外科医院
〒 869-0502
熊本県宇城市松橋町松橋1941
TEL 0964-33-2277
https://www.izumiiin.com/
