崎谷 康佑 先生(文京動坂診療所)

京動坂診療所の内視鏡AI

― 目標はひとつ “がんで亡くなる人をゼロにする” ―

1. 当院が目指しているもの

一般内科の診療から、「おなかのスペシャリスト」として専門である消化管内視鏡検査・治療まで幅広く診療しています。当院では、内視鏡検査を受ける患者様の苦痛を最小限にしながら、最先端の知識と豊富な経験に基づき、すべての患者様に世界トップクラスの内視鏡検査と治療を提供することを目指しています。

2. AIを導入した背景

がん死因の多くを占める胃がんや大腸がんは、早期発見と治療により“治す”ことができる時代です。しかし、早期の胃がんを発見するのは簡単なことではありません。自覚症状があっても胃潰瘍や胃炎などと勘違いすることもあります。我々医師は、今までの経験や知識をもって、その病変が“がん”なのかどうかを判断しています。消化管内視鏡検査は私の専門分野ではありますが、より精密で安心いただける検査を行うため、胃がん診断支援のAIを当院では導入しています。

3. 導入されているAIを分かりやすく教えてください

当院で導入している内視鏡AIは、“胃がんの内視鏡検査を支援するAI”で、早期胃がんを疑う病変を指摘してくれるAIです。
通常、我々医師はひとりで“胃の映像”を見て疑わしい病変がないかを観察します。AIがある場合、我々医師が見ている“胃の映像”をAIも同時に観察し、“がんを疑う病変”の判断を表示してくれます。AIの判断が表示されることで、我々医師への注意喚起にもなりますし、より精密な検査を進めることができます。
ただし、AIも完璧なものではありません。あくまでも支援という立場で共に観察をしてくれる心強いサポーターですが、最終的な判断は我々医師が担います。

4. 院長メッセージ

“どんな些細なことでも相談でき、必要な時に最新の検査を受けられる”クリニックを目指しています。患者様に寄り添った上質な医療を提供するよう、スタッフ一同努めてまいります。


【施設情報】
文京動坂診療所
〒113-0022
東京都文京区千駄木4-15-3
TEL 03-3822-9680
https://www.bunkyo-dozaka-cl.com/